雑記ノートBLOG
本物が偽物に
いかにも生成AIで作ったチラシやホームページを見ることが増えた。レイアウトやデザイン、タッチがワンパターンで、一瞬でそれと分かる。文字のフォントもおかしく、見たことのない漢字も使われている。誤字や脱字も多い▼生成AIはネット広告を始め、テレビCMの動画にまで広がり、大手企業も活用している。加工が容易な静止画の分野は言うまでもない。勝手に人を消し去り、不自然な光と影が混在する写真には辟易する▼皆がAIによる絵や声、写真に慣れ、違和感がなくなることが一番恐ろしいと思う。ライティングなど人間が培ってきた技術が、ないがしろにされているようにも思える▼流行りだからAIを使いたいのか、それともお金と時間が惜しいのか。AIに頼りきった宣伝やサービスに出合うと「築き上げた信用を落とすだけなのに」と残念な気持ちになるのは私だけだろうか。本物を偽物で仕上げるなんて本末転倒だ▼距離を置いて上手に付き合えば良い。その道のプロフェッショナルとつながり、ともに仕事をすれば糧になるだろうし、得るものは多い。〔岩本〕