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海のまち

 今年はどうやら、海水浴や打ち上げ花火、祭りといった夏の楽しみを味わう機会がなさそうだ▼北近畿でも多くの市町が海水浴場の開設を見合わせており、早々に花火大会や夏祭りイベントの中止を決めている。尊い命のためだから仕方がないが、子どもらの楽しみや、海のまちの観光消費を奪うコロナが憎い▼海水浴場の閉鎖を決めた市町では浜に近い駐車場も閉めるところが多い。そして懸念しているのは周辺の路上駐車だ。緊急事態宣言期間中、北近畿の漁港では港をシャットアウトしていたにもかかわらず、生活道路に駐車して釣りやサーフィン、バーベキューなどを楽しむ人が多くいた▼感染が拡大している都市部のナンバーも多く、地元住民は怖くて注意ができず、迷惑でも泣き寝入りだったと聞く。勇気を出して注意しても「止めているのは私だけではない」と返ってくるそうだ▼こんな輩に地元の人間がいないことを願う。関係機関と連携して取り締まりを強化し、海のまちの大人が手本を示したいものだ。この夏も身内や多くの友人が身を削ることになるのだから。〔岩本〕

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