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万博へ向けて

 来年4月に開幕する大阪・関西万博に向け、来場者を地方に呼び込むための誘客準備が進む。兵庫県と京都府をまたぐ丹波地域の7市町でつくる大丹波連携推進協議会では各市町が取り組み内容を発表したが、自治体によって温度差が感じられた▼京都府側の自治体では、福知山市がパナソニックグループと開発した環境配慮型学校給食食器をSDGs達成に貢献するための取り組みとなる「共創チャレンジ」に登録しているが、多くの自治体は関西パビリオンの京都ブースで伝統工芸や伝統芸能をPRするにとどまる▼一方、兵庫県側は丹波篠山市が万博と同じ期間に地元の魅力を発信する「丹波篠山国際博」を計画し、丹波市も観光アンバサダーの設置や周遊デジタルマップを活用した誘客を予定する▼兵庫県では地域の活動現場そのものを住民が主体となって発信する「ひょうごフィールドパビリオン」の事業が予定され、既に180以上のプログラムが登録されている。京都府も似たような認証制度を設けているが、募集が始まったばかりで動きは鈍い。誘客への本気度の違いを感じた。〔岡田〕

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