北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

熱中症対策

 まだ6月で梅雨入りしたばかりだというのに、各地で真夏日や猛暑日が続き、夏のような気候が続いている。こうなると心配になるのが熱中症。今年はこの熱中症に対する変革の年となり、対応に追われている事業者も多いことだろう▼労働安全衛生規則の改正に伴い、6月から事業者に熱中症対策が義務付けられた。夏季の気温上昇による職場での熱中症災害発生数が増加していることに伴うもので、事業者には暑さ指数(WBGT)の管理や予防対策、熱中症の疑いがある人を把握した場合の対応の手順作成などが求められている▼WBGTが28度以上または気温31度以上の環境下で連続1時間以上または1日4時間を超えて行われる作業が対象とされ、特に建設業や運輸業、警備業など屋外で作業が行われるような業種が該当する▼ある建設業の関係者は社内で熱中症対策基準を設け、休憩時間を多く取るようにしたことで作業時間が短くなったといい、「これでは仕事にならない」と漏らした。これが本音かもしれないが、労働者の命を守ることを最優先に、暑い夏を乗り切ってほしい。〔岡田〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    万博へ向けて

    2024年02月01日

     来年4月に開幕する大阪・関西万博に向け、来場者を地方に呼び込むための誘客準備が進む。兵庫県と京都府をまたぐ丹波地域の7市町でつくる大丹波連携推進協議…

    MORE
  • NO IMAGE

    魅力発信を

    2025年04月01日

     大阪市の夢洲を舞台にした大阪・関西万博の開幕まで2週間を切った。パビリオンの建設工事の遅れを始め、前売り券の販売不振や運営側の人手不足など様々な課題…

    MORE
  • NO IMAGE

    スポーツ

    2023年06月11日

     先日、福知山市内であったフットサルの大会に出場した。見た感じでは参加者の年代は20~50代くらいだっただろうか。外国出身者もいた。年齢や国籍の異なる…

    MORE
  • NO IMAGE

    マイクロツーリズム

    2020年10月21日

     新型コロナウイルスの感染拡大で個人的に不要不急の遠出や外食は自粛していたが、感染者も一時期に比べると少なくなり、行楽シーズンを迎えたこともあってドラ…

    MORE