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新年度予算案

北近畿の自治体で新年度当初予算案の発表が相次いでいる。何に課題を持ち、どういった方向性でまちづくりを行うのかという各首長の方針が示される場でもあり、毎年注目している▼兵庫県北中部5市の予算は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による行政サービスの向上や、コロナ禍で田園回帰の動きが広がる中での関係人口創出に取り組む事業が目立った。箱物とも呼ばれる大型のハード事業は少なく、市民が暮らしやすいまちづくり、人口減少下で都市部から人を呼び込むまちづくりといったソフト面の事業が今年のトレンドのようだ▼一方で、新年度もコロナ禍の影響が続くとの見通しからか、観光関連の取り組みは以前より減っている。新型コロナウイルスの感染収束が見えない状況で、今は動きづらいというのが本音かもしれないが、そんな中でも結果はどうであれ、大胆な発想による観光振興策に挑戦してほしかった▼国のGo Toトラベルキャンペーンも再開のめどが立たない中、コロナ禍にあえぐ事業者を守るため、地元自治体が果たす役割は大きい。〔岡田〕

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