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副首都

 取材先には車で向かう。7月30日朝もいつものように車に乗り込んだ。エンジンをかけるとタッチパネルのモニターが点灯し、同期しているスマホからの音楽が流れる…はずだが、なぜかテレビの画面に勝手に切り替わった▼ロシア・カムチャツカ半島沖で発生したマグニチュード8・8の巨大地震の影響で、日本にも津波警報が発表されたからだ。様々な影響があったものの大災害には至らなかったが、テレビから流れる警報のサイレンは東日本大震災を思い起こし、暗い気持ちになった▼甚大な被害が想定される首都直下型地震に関連して最近、「副首都」構想が話題になっている。日本経済の中心・東京への一極集中を緩和するため、バックアップ機能をあらかじめ造っておくというものだ。大阪などを候補地とする構想は以前からあるが、いまだ実現には程遠い▼一方で、仮に話が進んでも大阪が副首都では南海トラフ巨大地震への備えにはなりにくいという意見もある。となると日本海側にも可能性の芽が出る。北近畿という手はないだろうか。日本海側にも国土軸が必要だ。〔四方〕

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