北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

花火大会

 物価高騰は夜空を彩る花火にも暗い影を落としている。今号5面に掲載した小浜市の花火大会では、物価高騰で花火代が例年の2割増となり大会規模の維持が困難となったため、実行委員会がクラウドファンディングで寄付金を募っている▼コロナ禍からの長引く不況で企業からの協賛金も減少傾向にあるようだ。「小浜にいつもの夏を」を掲げたこの取り組みが、小浜にゆかりのある全国の人に届いてほしい。花火大会前日の7月31日には4年ぶりに小浜駅前商店街で「夜の市」も開催されるそうで、帰省の良いきっかけになるのでは▼一方、舞鶴市では今年から恒例の夏祭り「ちゃったまつり」を花火大会のみに特化して開催する。そして今後は市民の思いをくんで1年ごとに東西地区で交互に開催し、今夏は東舞鶴ではなく、西舞鶴の港で花火を打ち上げる▼舞鶴の花火大会は7月30日。コロナ禍での中止を経て再開するイベントは規模を縮小して再スタートすることが少なくないが、いずれの大会も労力を惜しまず新たな挑戦をする。これまで以上の笑顔を照らす大輪が今から待ち遠しい。〔岩本〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    タクシー

    2024年04月11日

     舞鶴の居酒屋で友人と過ごしていた時の話。ふと気づくと、周りにたくさんいたはずの客の姿がなく、我々だけに。まだ午後9時にもなっていないのにどういうこと…

    MORE
  • NO IMAGE

    忘・新年会

    2020年12月01日

     とても悩ましい日々を送っている。自治会関連の忘・新年会の幹事を仰せつかっているからだ。悩んでいるのは店選びや予算ではなく、開催するかどうかだ▼忘・新…

    MORE
  • NO IMAGE

    陸の孤島

    2022年08月11日

     本日付の紙面で、京丹後市が航空会社らと3者で取り組む地方創生プロジェクトを紹介した。その取材では、同市が時間距離で「東京から最も遠いまち」の一つであ…

    MORE
  • NO IMAGE

    副首都

    2025年08月21日

     取材先には車で向かう。7月30日朝もいつものように車に乗り込んだ。エンジンをかけるとタッチパネルのモニターが点灯し、同期しているスマホからの音楽が流…

    MORE