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夏の観光

 北海道・知床半島沖で起きた観光船沈没事故から1カ月余り。死者・行方不明者を出した痛ましい事故は、運営事業者のずさんな運航態勢や国の安全管理不備にまで発展している。亡くなった方の冥福を祈るとともに、行方不明者が一日も早く見つかることを願いたい▼北近畿でも夏の観光シーズンを迎え、遊覧船を始めとする海の観光が本格化する。今回の事故による遊覧船への規制強化はやむを得ないだろうが、なによりも観光船に対するイメージダウンが今後の地元観光事業に影響を及ぼさないかが懸念される▼新型コロナウイルスの感染拡大以降、3年ぶりに緊急事態宣言など制限のない夏の観光シーズン。取材先で観光関連事業者の話を聞くと、北近畿の観光地ではコロナ禍前とはいかないまでも、徐々に観光客が回復傾向にあるという▼宿泊割引などがある都道府県民割で人の動きが活発になりつつあり、外国人観光客の受け入れやGo Toトラベルキャンペーンの再開など、明るい話題も聞こえている。今夏こそ、久しぶりににぎやかな観光地になることを楽しみにしている。〔岡田〕

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