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コロナと地方

 「大変疲弊している。雇用調整助成金の給付延長をお願いしたい。Go Toトラベルも早期に実施してほしい」。ゴールデンウィークが明けた5月10日、宮津で開かれたコロナ禍に伴う経済対策会議で旅館組合の代表が市長らにこう訴えた▼料飲組合の代表者は観光に訪れたマイカーの列を後目に店を開けることができないもどかしさを訴えた。店を開けると従業員の健康を脅かすことにもなり、苦渋の思いでシャッターを閉めている。そんな複雑な思いを伝えた▼これは北近畿のほとんどの店が抱えているジレンマだろう。田舎は都市部に比べて感染者が少ないが、政府は報道も通じて「あなたとあなたの大切な人の命を守るための行動を」と呼びかける。これを無視した行動をすると、特に地方では周囲からの批判が強い▼コロナの猛威が過ぎたら元通りになるとは限らない。都市部のように客の絶対数も少ない。国には必死で耐えている地方の事業者の声に耳を傾けてほしい。そして地域の実情に応じた効果的な支援を今のうちからお願いしたい。焼け野原になってからでは遅い。〔岩本〕

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