雑記ノートBLOG
総裁選
自民党の総裁選は4日の投開票が近づいてきた。5氏が立候補し、党所属の国会議員と党員・党友が投票する「フルスペック方式」で争われている。9人が立候補して石破茂首相を総裁に選んだ昨年9月と同じ方式だ▼衆参両院で自民党は少数与党となっており、かつてのように「総裁=首相」とはいかないが、それでも事実上、国のかじ取りを担う人物を選ぶことに変わりはない。ただ、顔ぶれは昨年と比べて新顔が現れず、野党からは「1年前の敗者復活戦みたい」とからかう声が出る有り様▼参院選後の「政治空白」も大きな問題だ。米国との関税交渉は一応の決着を見たが、国内外を問わずそれ以外の課題対応は停滞感が強い。当たり前だ。「辞める」と言っているリーダーが未来を語っても虚しいだけ。具体策も進まない▼地方の中小企業には自社の先行きに不安を持っているところが多い。だれが総裁になるにせよ、石破内閣で進めようとしていた「地方創生」の旗は降ろしてほしくない。この国を下支えしているのは地方だ。地方をおろそかにすれば、高転びするに違いない。 〔四方〕