雑記ノートBLOG
残暑
今夏、北近畿が「暑さ」で注目を集めた。福知山市は7月22~24日に3日連続で全国1位の最高気温となり、同30日には府内の観測史上で初の40度超となる40・6度を記録。そして同日、丹波市では41・2度にまで上がり、当時の国内観測史上の最高気温を上回った。わずかな期間だが、歴代1位の暑さとなった▼この記録的な暑さも、猛暑日(35度以上)が続いたピークと比べると、ましになった。ただ、もう9月なのに、まだ暑い。気象庁が発表した9~11月の3カ月予報によると、西日本の気温は9、10月は平年より高いという。北近畿に秋の気配が訪れるのは遅くなりそうだ▼夏よりも涼しく、冬ほど寒くもない秋は、食やスポーツなどを楽しみやすい。個人的に一番好きな季節だ。だが、残暑が長引く近年は、秋らしくなってきたところで、すぐに冬が訪れる。おそらく、今年も同じ傾向だろう▼北近畿の冬は厳しい寒さで積雪もあるので、「暑い秋」からの変化が極端だ。だからこそ、秋が貴重に思えてくる。当面は続きそうな暑さに耐えながら、短い秋が来るのを楽しみにしている。〔樋口〕