雑記ノートBLOG
マイクロツーリズム
新型コロナウイルスの感染拡大で個人的に不要不急の遠出や外食は自粛していたが、感染者も一時期に比べると少なくなり、行楽シーズンを迎えたこともあってドライブに出かけた▼知人がSNSで府内の道の駅を制覇したと発信していたことに影響され、行き先は訪れたことのない道の駅に。調べると、丹波市に隣接する多可町に道の駅「杉原紙の里・多可」があった。高速道路を使えば自宅から1時間強、日帰りドライブにちょうど良い距離だ▼訪れてみると、道の駅周辺に見るべきものが多いことに驚かされた。施設がある多可町加美地区は鎌倉時代から全国に広まった和紙の一つ杉原紙の原産地であるため、道の駅隣接地には史料館や紙漉き体験施設があり多くの人でにぎわっていた▼最も興味深かったのは道の向かい側にあった青玉神社。参道の杉並木が立派で本殿周辺にも杉の巨木が林立しており、静かで荘厳な雰囲気は一見の価値がある▼お陰で長期自粛によるストレスはひとまず解消された。とともに、コロナ禍で注目を集めるマイクロツーリズムの大切さを体感できた。〔塩見〕