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5類1年

 昨年5月8日に新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に移行されて1年。ほぼ以前の日常生活に戻り、今となっては「あれほどの大騒動が必要だったのか」と思いたくもなる▼コロナ禍で中小企業向けに実施されたのが、いわゆる「ゼロゼロ融資」。実質無利子・無担保で、コロナ禍で大きく売り上げが減少した中小企業の資金繰りを支援するため、2020年3月に始まった。実質無利子期間の3年が経過し、昨夏から返済が本格化。今春は最後のピークを迎えたといわれる▼融資を受けた企業の中には過剰な債務を抱えて事業継続が危ぶまれるところもあり、情報サービス提供会社・㈱帝国データバンクの調査によると、京都府内や兵庫県内でも倒産件数は高止まりしている▼政府は3月末までとなっていた資金繰りの支援策を6月末まで延長したが、7月以降は支援をコロナ禍前の水準に戻す考えという。大企業に比べ物価高騰や賃上げへの対応が難しい中小零細企業。役目を終えた「ゾンビ企業」はともかく、これからも日本の産業を担う優秀な企業を下支えする必要がある。〔四方〕

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