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静かな夏

 立秋も過ぎ、暦の上では秋。まだまだ厳しい暑さが続くが、田んぼの稲穂は黄色く輝き始め、いよいよ秋本番を迎える。スーパーには梨など秋の食材もちらほら並び始めた▼今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、いつもより静かな夏だった。「いつもなら海水浴や旅行に行くが、今年はどこにも出掛けなかった」という人も多いだろう。鉄道や高速道路の利用状況をみても、例年に比べて極端に人の動きが減っているのが分かる。盆の帰省客も、いつもより少なかった▼北近畿の観光地はまだまだ以前のにぎわいが戻っていないものの、取材で訪れた出石や城崎では観光客の姿もみられた。地元の事業者からは「土・日曜は比較的多くの人が来てくれた」という声も聞かれ、少しほっとした▼子どもたちの夏休みも短く、盆明けから2学期が始まった学校は多い。猛暑の中で登下校する児童らの姿を見ていると、熱中症にならないかと心配になる▼まだまだコロナの脅威から逃れることはできないが、来年こそは今までのように、にぎやかな夏に戻ってほしいと願っている。〔岡田〕

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