北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

静かな夏

 立秋も過ぎ、暦の上では秋。まだまだ厳しい暑さが続くが、田んぼの稲穂は黄色く輝き始め、いよいよ秋本番を迎える。スーパーには梨など秋の食材もちらほら並び始めた▼今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、いつもより静かな夏だった。「いつもなら海水浴や旅行に行くが、今年はどこにも出掛けなかった」という人も多いだろう。鉄道や高速道路の利用状況をみても、例年に比べて極端に人の動きが減っているのが分かる。盆の帰省客も、いつもより少なかった▼北近畿の観光地はまだまだ以前のにぎわいが戻っていないものの、取材で訪れた出石や城崎では観光客の姿もみられた。地元の事業者からは「土・日曜は比較的多くの人が来てくれた」という声も聞かれ、少しほっとした▼子どもたちの夏休みも短く、盆明けから2学期が始まった学校は多い。猛暑の中で登下校する児童らの姿を見ていると、熱中症にならないかと心配になる▼まだまだコロナの脅威から逃れることはできないが、来年こそは今までのように、にぎやかな夏に戻ってほしいと願っている。〔岡田〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    光の迷路

    2020年12月21日

     週末夜、子どもを連れて東舞鶴のまちなかに完成したLED迷路に行ってきた。地元商店街の取り組みで、4万個のLED電球で装飾したイルミネーション迷路だ。…

    MORE
  • NO IMAGE

    サブスク

    2025年02月21日

    世はサブスク(サブスクリプション)全盛だ。定期的に定額の料金を支払うことでサービスを受けられるビジネスモデルの総称。今や世界中に多くのサブスクがあふれ…

    MORE
  • NO IMAGE

    空き家問題

    2023年03月21日

     全国各地で深刻化する空き家問題が、身近なものになった。綾部市の自宅の隣が空き家になり数年。住人がいなくなってから老朽化が加速し、傷んだ屋根から木板や…

    MORE
  • NO IMAGE

    緊急時の備えを

    2022年01月21日

     今月に入り新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が急激に拡大し、北近畿でも連日のように多くの感染者を出している。従来と比べ症状が比較的軽いと言われて…

    MORE