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適正な価格

 「えっ、そんなに買っていないのに」。いつも仕事帰りに立ち寄る食品スーパーで、レジでの金額に驚くことが多くなった。買う商品は変わっていない。これまで通り、なるべく割引シールが貼られたものを購入している。ぜいたくしているわけではないのに、思ったよりも高くなってしまう▼物価の上昇が著しい。食品や日用品など、あらゆる商品が次々と値上げされていく。だが、生活に必要なものは高くなっても買わざるを得ないし、節約にも限度がある。多くの家庭で支出は膨らみがちではなかろうか▼企業も、増えるコストは悩みの種だ。どうしても燃料費や原材料費がかさんでしまう。汗水流して働いても、利益が圧迫される。できるものなら「適正な価格」にまで値上げをしたいところだが、売れなくなってはいけない。判断は難しい▼北近畿の商品やサービスは「適正な価格」で販売できているだろうか。中には「2倍の価格になっても売れるのでは」と思えるほど、良質でありながらも買いやすいものがある。消費者としてはありがたい。でも「無理をしているのでは」と心配にもなる。〔樋口〕

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