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観光公害

最近はオーバーツーリズムといった方が通りはいいかもしれない観光公害。過度な観光客の集中によって引き起こされる観光地への負荷のことだが、特に大都市圏の有名観光地ではコロナ前よりひどいとの話も聞く▼観光立国推進基本法が施行されたのが2007年。翌年には観光庁が発足し、政府は観光業を重要な成長分野と位置づけた▼副作用として指摘されるのが交通渋滞やトラブルの増加、各種サービスの高騰といった住民生活の悪化のほか、環境や景観の破壊、文化財などへの悪影響といったものが挙げられる▼加えて訪日客(インバウンド)のマナーの悪さがよく問題視される。ただこれは日本人にも「旅の恥は掻き捨て」の気持ちが残っていないだろうか。持続可能な観光(サステナブルツーリズム)の推進に国籍は関係ないのかもしれない▼一方で、都市と比べ北近畿では一部の有名観光地を除いて、まだ観光客の受け入れ可能な所も多いと感じる。観光地でなくても欧米人を中心に「何もせずにただ自然を楽しむ観光」に魅せられる人も多い。やりようはありそうだ。〔四方〕

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