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活気の火種

 8月初旬、せめてもの夏休みの思い出をと家族で「宮津天橋立エール花火」を観に行った。コロナ禍で打撃を受けている宮津市の観光業を盛り上げようと昨年の夏から始まったイベント。週末と祝日の夜、宮津湾内に約75発の花火が打ち上がる。事業者や来訪者に好評で、今年も開催されている▼現在、4回目の緊急事態宣言が発令されたため9月12日まで中止されているが、今年は10月17日まで開催してくれるそうだ。昨年と違い、事前に打ち上げ場所がホームページで公開されているので訪れやすくなっている。胸を躍らせながら車で宮津に向かった▼私たちは文珠地区の天橋立海水浴場で打ち上げられる花火を観た。LED灯でライトアップされた砂浜で打ち上げられる花火は幻想的で奇麗だった。5分という短い間でも童心に戻り、夏の風物詩を満喫できた▼印象に残ったのは宮津の夜の街にわくわくソワソワした雰囲気が漂っていたこと。しばらく感じることができなかった何とも言えない空気感。この、いつかは花開く活気の火種を決して絶やしてはならないと強く思った夜だった。〔岩本〕

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