北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

忘・新年会

 とても悩ましい日々を送っている。自治会関連の忘・新年会の幹事を仰せつかっているからだ。悩んでいるのは店選びや予算ではなく、開催するかどうかだ▼忘・新年会とも恒例行事だが、だからと言って考えなしに開催するわけにもいかない。幹事は持ち回りで行っているが、よりにもよって開催するかどうかの判断が非常に難しい今年に役が回ってきたのだ▼コロナ禍がいったん落ち着いたかに思えたため、10月までは開催するつもりで準備も進めていた。ところが、最近になって感染が再拡大。3密回避に加えて、「マスク会食」や「5つの小」が呼びかけられている▼3密はある程度回避できても、「食事中、会話をする時はマスクを」「小声で会話を」「時間は小一時間以内で」は難しい要望だ。しかし、参加者には高齢者も多く、もしもこれらの呼びかけを無視して開いて感染者が出れば、周囲に迷惑をかけてしまう▼私と同じように忘・新年会の開催を悩んでおられる幹事さんも多いだろう。そして、中止の決断をする幹事さんが多いほど、感染は抑えられるが、地域経済は疲弊する。〔塩見〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    夏の観光

    2022年06月01日

     北海道・知床半島沖で起きた観光船沈没事故から1カ月余り。死者・行方不明者を出した痛ましい事故は、運営事業者のずさんな運航態勢や国の安全管理不備にまで…

    MORE
  • NO IMAGE

    適正な価格

    2024年09月11日

     「えっ、そんなに買っていないのに」。いつも仕事帰りに立ち寄る食品スーパーで、レジでの金額に驚くことが多くなった。買う商品は変わっていない。これまで通…

    MORE
  • NO IMAGE

    元日の休業

    2024年01月11日

     新型コロナウイルスの5類移行後、初めての年末年始。どこもかしこも人が多く、「コロナ禍は終わった」と思えた。そして、もう一つ変化を感じたことがある。普…

    MORE
  • NO IMAGE

    心に残る接客

    2020年11月21日

     普段からいろんな店で物を買ったり、飲食をするが、応対してくれる人の態度は様々。心のこもった応対してもらった時は、こちらまですがすがしい気持ちになれる…

    MORE