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代配

 お盆期間中、僚紙「あやべ市民新聞」の配達を手伝った。通常の配達員さんが病気や冠婚葬祭などで都合が悪く配達できない時に、代わりに社員らで新聞を配ることを私たちは「代配」と呼んでいる。今回は様々な要素が重なって代配が多くなり、私にも久しぶりに依頼がきた▼受け持ったのは市内でも過疎化が著しい地域。初めて代配した場所というのもあるが、市街地のように家が密集しているわけではないので、50軒余りを配るのに2時間半もかかった。谷あいの細い道の最奥部にある購読者宅まで車で突き進んだもののUターンする場所がなく、バックで戻るしかない所もいくつかあった▼玄関先で幾人かの読者に出会うことができた。その日は遠く離れた台風の影響で蒸し暑く、時折、雨がザッと降った。そんな中、かけてもらう「ご苦労さん」の言葉がありがたかった▼「記事は足でかせぐもの」と新人時代に先輩から言われた。地域に根差した地域紙だからこそ、現場主義を貫くことの重要性はますます高まっている。地域経済の分野を扱う本紙も同様だと、思いを新たにした。〔四方〕

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