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人材確保

 「若い人がすぐに仕事を辞める」。最近、こんなことをよく聞くようになった。北近畿でも、今年の4月から働き始めた新入社員や職員がゴールデンウイーク前に退職したケースがあるという。若者にとって「退職」のハードルは以前では考えられないくらいに低くなっているようだ▼なぜ、そんなに簡単に辞めるのか。考えられることの一つが、「ほかにも仕事があるから」。少子高齢化で若者の数が減った昨今、大企業が初任給を引き上げるなど、若い人材は取り合いの状態になっている。かつての「就職氷河期」と比べると、若者は就職や転職が簡単になった▼40~50代の氷河期世代が就職活動をしていた頃、正規雇用への道は険しく、一度「新卒」のカードを切ってしまうとやり直しは難しかった。生きていくためには、きつい仕事でも続けざるを得ない面があった。今の若者とは対照的だ▼ただ、今頃になって「氷河期世代の人材不足」という声もある。本来なら職場のリーダーとして活躍しているような年代だが、新卒採用を減らしていたツケが出てきた。人材確保は難しくなっている。〔樋口〕

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