雑記ノートBLOG
赤れんが
最近、取材で膝を打つ思いをした。舞鶴市の舞鶴赤れんがパークに完成したシェアオフィスに入居したIT企業の社長の言葉だ▼東京都に本社を置く、その企業は西舞鶴のマンション一室に舞鶴支社を構えていたが、赤れんがパークにオフィス空間ができることを知ると、真っ先に契約した。理由を尋ねると、意外な答えが返ってきた▼今、舞鶴のイメージといえば「赤れんが」なのだそうだ。ひと昔前までは海上自衛隊や海鮮市場などだった。今は赤れんがのブランド力が高く、オフィスを構えていることが会社のステータスになり、若い従業員を獲得する面でも大きな武器になるという▼行政や観光団体のブランディングが成果を上げており、若い層を中心に同市のイメージは確実に変革しているようだ▼私は、観光拠点の赤れんがパークを企業誘致のシンボルとしてもフル活用する絶好の機会が訪れていると思う。市にはITなど先進企業に応じた補助金などのインセンティブ制度を早急に拡充してほしい。迷っているうちに若者はまちを出ていく。鉄は熱いうちに打たねばならない。〔岩本〕