雑記ノートBLOG
誘客プラン
府県の枠を越えて舞鶴市と高浜町が観光誘客などで連携することになり6月、両市町の首長が同市内でアクションプランを発表した。今後3年間の取り組みをまとめたもので、両市町が手を組んで戦略的なプランを策定するのは初めてという▼来年春には北陸新幹線敦賀開業が控えており、2025年には大阪・関西万博が開催される。これらを見据え、大きく変わる中京、北陸、関西圏からの人流を取り込むのが狙いだ▼特に注目したいのが世界中から多くの来場者がやってくる大阪万博に照準を合わせた取り組み。パビリオンの建設など課題が山積みなのが気になるが、北陸新幹線やクルーズ船を利用して万博へ向かう観光客を増やすという▼プランをみると、各種キャンペーンや府北部、嶺南西部と大阪を結ぶルートの形成、高速バスを使った実証などが盛り込まれている▼観光客を増やしても通過するだけでは従来の政策と変わりはない。事業者の声に耳を傾け、魅力ある場所を増やし、いかに足止めをするか。本腰を入れたからには実りあるプランにし、成果にこだわってほしい。〔岩本〕