北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

脱マスク

 新型コロナの感染法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同等の「5類」に移行してから間もなく1カ月。暑さを感じる日も多くなり、「脱マスク」が進むのではないかと思っているが、屋内の商業施設などでは今もマスク姿の人が圧倒的に多い。既にマスクが日常化してしまっていることと、加えて同調圧力が強い日本では、なかなか外せないのが現実のようだ▼コロナ禍前までは当たり前だった「素顔をさらす」ことへの抵抗感が根底にある気もする。匿名社会への依存などと大仰に構えるほどではないかもしれないが、マスクを着けることで何となく「世間からの隔離感」を味わうことができる。他人の目を気にしてマスクを着けながら、他人の目から逃れられる感覚になるという、何だかおかしな状況が生まれている▼個人的には、マスクが必須だった時は気にせず食べていたニンニクなど匂いが気になる食品の摂取を少しためらうようになった。全面的に「マスクなし生活」に戻れば、気になる人が更に多くなるかもしれない。しばらくは口臭ケアの商品がよく売れそうだ。〔四方〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    赤れんが

    2023年02月21日

     最近、取材で膝を打つ思いをした。舞鶴市の舞鶴赤れんがパークに完成したシェアオフィスに入居したIT企業の社長の言葉だ▼東京都に本社を置く、その企業は西…

    MORE
  • NO IMAGE

    静かな夏

    2020年09月01日

     立秋も過ぎ、暦の上では秋。まだまだ厳しい暑さが続くが、田んぼの稲穂は黄色く輝き始め、いよいよ秋本番を迎える。スーパーには梨など秋の食材もちらほら並び…

    MORE
  • NO IMAGE

    マスク

    2020年09月23日

     新型コロナウイルスの感染拡大で必需品となったマスク。以前は開店前のドラッグストアに行列ができるほど品薄だったが、今では色々な素材のマスクが店頭に並ぶ…

    MORE
  • NO IMAGE

    専門店

    2024年09月21日

     最近、専門店のありがたみを続けざまに感じた。お気に入りのサングラスのパッド部分が折れてしまい、ネットで買った品なので、迷ったあげく東舞鶴の眼鏡店に行…

    MORE