雑記ノートBLOG
綾部の山
京都府綾部市の町並みを見下ろす藤山(標高201㍍)と四尾山(同287㍍)。JR綾部駅の南口から10分ほど歩けば、共通の登山口となる南ケ丘公園に着く。いずれも市街地から近く、ほどほどの標高で登りやすい。市民にとって身近な山であり、綾部のシンボルのような存在だ▼「寺山」の呼び名で知られる藤山は、綾部で最も多くの人が登る山だろう。綾部市民の私も年に数回は登っている。綾部高校の校歌の歌詞にも登場する四尾山は、藤山から足を延ばして手軽に縦走ができる。登山アプリのユーザーが公開する活動記録によると、市外から訪れる人も少なくないようだ▼新型コロナウイルスの感染拡大でアウトドアブームは加速している。多くの人が殺到したキャンプ場ではトイレに長蛇の列ができ、待ち時間が1時間以上になったケースもあるほどで、観光資源として「自然」が注目されている▼綾部市観光協会は市内の登山コースを集めたマップ「綾部トレイル」で藤山と四尾山も紹介している。暖かくなり出掛けやすい季節になった。2つの山を目当てに綾部を訪れてもらいたい。〔樋口〕