北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

活気の火種

 8月初旬、せめてもの夏休みの思い出をと家族で「宮津天橋立エール花火」を観に行った。コロナ禍で打撃を受けている宮津市の観光業を盛り上げようと昨年の夏から始まったイベント。週末と祝日の夜、宮津湾内に約75発の花火が打ち上がる。事業者や来訪者に好評で、今年も開催されている▼現在、4回目の緊急事態宣言が発令されたため9月12日まで中止されているが、今年は10月17日まで開催してくれるそうだ。昨年と違い、事前に打ち上げ場所がホームページで公開されているので訪れやすくなっている。胸を躍らせながら車で宮津に向かった▼私たちは文珠地区の天橋立海水浴場で打ち上げられる花火を観た。LED灯でライトアップされた砂浜で打ち上げられる花火は幻想的で奇麗だった。5分という短い間でも童心に戻り、夏の風物詩を満喫できた▼印象に残ったのは宮津の夜の街にわくわくソワソワした雰囲気が漂っていたこと。しばらく感じることができなかった何とも言えない空気感。この、いつかは花開く活気の火種を決して絶やしてはならないと強く思った夜だった。〔岩本〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    コロナの影響

    2020年08月11日

     本日付5面には、北近畿に本店を置く3信用金庫が行った4―6月期の景況調査の記事を掲載した。府北部、但馬、兵庫丹波のいずれの地域も急激に落ち込んだ。ま…

    MORE
  • NO IMAGE

    新年度予算案

    2022年03月01日

    北近畿の自治体で新年度当初予算案の発表が相次いでいる。何に課題を持ち、どういった方向性でまちづくりを行うのかという各首長の方針が示される場でもあり、毎…

    MORE
  • NO IMAGE

    オープンファクトリー

    2024年10月01日

     鞄関連事業者の生産現場などを見学するオープンファクトリーイベントが豊岡市で初めて行われた。市内だけでなく県内外から2日間で約200人が参加。普段は見…

    MORE
  • NO IMAGE

    note

    2024年03月21日

    お気づきの読者がどれだけいらっしゃるか分からないが小紙では昨年9月から、メディアプラットフォーム「note(ノート)」で記事の配信を始めた。毎回20本…

    MORE