雑記ノートBLOG
未知の食
取材をきっかけに、これまで知らなかったものに巡り合うことがある。本日付7面で紹介した京丹後市のハンバーガー店「Side Deli Soel(サイドデリソエル)」が看板メニューとするミニハンバーガー「スライダー」もその一つだ。都会にはあるようだが、綾部市に住む私にとっては未知のものだった▼スライダーはハンバーガーの本場、アメリカで生まれ、「のどに滑り落ちるほど小さい」ということからその呼び名が付いたという。事前にネットでどんなものかは確認していたが、実物を見た感想は「かわいい」。まるでハンバーガーの赤ちゃんのようだった▼ただし食べてみると、小さくてもハンバーガーらしい味わいが楽しめる。パティ(肉)とバンズ、野菜、ソースがそれぞれ主張しながらも、互いの魅力を引き出す。かわいいだけではない▼これまでは分厚く大きなハンバーガーにかぶりつくのが好きだったが、今回の取材を通してスルっと食べられるスライダーの良さも知った。食べたい時には同店で買える。北近畿で食の選択肢が広がるのはありがたい。〔樋口〕