雑記ノートBLOG
大河の再開
8月30日、6月から放送を休止していたNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が再開された。明智光秀の元を細川幽斎が訪ねる場面からで、光秀の次女である赤ん坊の玉(後のガラシャ)も登場した▼光秀が主人公の大河とあって福知山や舞鶴、京丹後などでは放送開始前から観光誘客に取り組み、地元活性化への期待は大きかった。しかし、ドラマは主要キャストの不祥事で放送開始が2週間遅れる多難の船出▼それでも放送前から、福知山城や光秀ミュージアムには多くの人が訪れ、大河効果が表れた。さあ、これからだという時にコロナ禍。国内には緊急事態宣言が出され、多くの人が外出を自粛。ドラマも放映がなくなり、声高な観光誘客も難しくなった▼何事も異例づくめの今年の大河だが、北近畿をPRするにはまたとない好機。例年のような効果は期待できないかもしれないが、放送終了まではまだまだ時間がある▼コロナ以前と同様とはいかないまでも、関連自治体や観光関連業者が一丸となれば、大河効果はまだまだ期待できる。秋の観光シーズンは始まったばかりだ。〔塩見〕