雑記ノートBLOG
二季へ?
夏が終わったと思ったら急に冬が来た。そんな気分だ。半袖シャツから長袖シャツに替えたと思ったら、すぐに上着やコートがほしくなった。3日には養父市にある県最高峰の氷ノ山で初冠雪が観測されている▼「今年は異常気象」という言葉を毎年聞いている気がする。日本の四季は、もうすぐ死語になるかもしれない。今後、農産物を育てるのにこれまでの経験則が通じなくなるだろう。気温だけでなく海水温も上昇しており、水揚げされる魚の種類も変わってきているという▼京丹後市で10月29日に開かれた全国水源の里シンポジウムに行ってきた。全国各地の過疎地を「水源の里」と言い換え、国を巻き込んだ国民運動として活性化に取り組んでいる。水源の里は食料供給の地でもある。異常気象が続く中、食料安全保障の観点からも水源の里の重要性を高めなければならない▼円安などによって、食料は輸入品の方が安価とは言い切れなくなってきた。加えて異常気象は日本だけではない。どの国も食料を自国優先にするのは当たり前だということを忘れてはならない。〔四方〕