雑記ノートBLOG
コロナの影響
本日付5面には、北近畿に本店を置く3信用金庫が行った4―6月期の景況調査の記事を掲載した。府北部、但馬、兵庫丹波のいずれの地域も急激に落ち込んだ。また公益財団法人京都産業21が府北部の機械金属業を対象に行った調査(1日付で既報)でも、同期は大幅な悪化となっている。新型コロナウイルスの影響が、様々な業種で現れてきた▼感染が広がってきた2~3月ごろは、飲食や観光の分野で打撃を受ける事業者が目立った。各業種の団体などに影響を尋ねてみたが、その頃は製造業への影響は今ほど大きくなかった▼状況が変わったのは4月以降。自動車メーカーから部品の受注が激減し、取材先で「厳しい」という声を耳にすることが増えた。また、丹後織物工業組合の白生地生産量(本日付5面に記事を掲載)は6月以降、前年同月比6割超の減少で推移している▼新型コロナの収束時期は見通せないが、一部の事業者は新たな分野で活路を見いだそうと動き始めている。北近畿全域をエリアとする唯一の地方経済新聞として、できる限り紹介していきたい。〔樋口〕