雑記ノートBLOG
オープンファクトリー
鞄関連事業者の生産現場などを見学するオープンファクトリーイベントが豊岡市で初めて行われた。市内だけでなく県内外から2日間で約200人が参加。普段は見ることができない鞄製造の様子を見たり、革小物づくりなどを楽しんだりした▼ものづくり現場を公開するオープンファクトリーは近年、全国各地で開催されており、企業の単独開催だけでなく、産業集積する地域内の複数の企業が一緒に行う地域一体型の取り組みも進んでいる。今回の豊岡も地域一体型で、北近畿ではこれまでに京丹後市などでも行われたことがある▼オープンファクトリーは単に製造現場を公開して地域住民らに事業内容を知ってもらうだけでなく、取引機会の拡大や産業観光としての要素も強い。子どもたちに地元企業を知ってもらうことで将来の担い手育成にもつながる可能性がある▼豊岡でのイベント初日、ものづくり現場を訪れた参加者らが担当者の説明を聞きながら熱心に見学する様子が印象的だった。受け入れ側の苦労はあると思うが、今後も北近畿でこうした機会が増えることを期待したい。〔岡田〕