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脱マスク

 新型コロナの感染法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同等の「5類」に移行してから間もなく1カ月。暑さを感じる日も多くなり、「脱マスク」が進むのではないかと思っているが、屋内の商業施設などでは今もマスク姿の人が圧倒的に多い。既にマスクが日常化してしまっていることと、加えて同調圧力が強い日本では、なかなか外せないのが現実のようだ▼コロナ禍前までは当たり前だった「素顔をさらす」ことへの抵抗感が根底にある気もする。匿名社会への依存などと大仰に構えるほどではないかもしれないが、マスクを着けることで何となく「世間からの隔離感」を味わうことができる。他人の目を気にしてマスクを着けながら、他人の目から逃れられる感覚になるという、何だかおかしな状況が生まれている▼個人的には、マスクが必須だった時は気にせず食べていたニンニクなど匂いが気になる食品の摂取を少しためらうようになった。全面的に「マスクなし生活」に戻れば、気になる人が更に多くなるかもしれない。しばらくは口臭ケアの商品がよく売れそうだ。〔四方〕

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