北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

新年度予算案

北近畿の自治体で新年度当初予算案の発表が相次いでいる。何に課題を持ち、どういった方向性でまちづくりを行うのかという各首長の方針が示される場でもあり、毎年注目している▼兵庫県北中部5市の予算は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による行政サービスの向上や、コロナ禍で田園回帰の動きが広がる中での関係人口創出に取り組む事業が目立った。箱物とも呼ばれる大型のハード事業は少なく、市民が暮らしやすいまちづくり、人口減少下で都市部から人を呼び込むまちづくりといったソフト面の事業が今年のトレンドのようだ▼一方で、新年度もコロナ禍の影響が続くとの見通しからか、観光関連の取り組みは以前より減っている。新型コロナウイルスの感染収束が見えない状況で、今は動きづらいというのが本音かもしれないが、そんな中でも結果はどうであれ、大胆な発想による観光振興策に挑戦してほしかった▼国のGo Toトラベルキャンペーンも再開のめどが立たない中、コロナ禍にあえぐ事業者を守るため、地元自治体が果たす役割は大きい。〔岡田〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    サウナ難民

    2023年07月11日

     綾部市で2つの入浴施設が先月末で営業を終了した。一つは市内唯一の銭湯で、もう一つは温泉。常連とまではいかないものの、両施設とも利用することがあっただ…

    MORE
  • NO IMAGE

    中食

    2021年12月21日

     新型コロナウイルスの感染が広がってから外食の需要が縮小した一方、持ち帰りや宅配による「中食」の市場が拡大した。感染が急増した昨年の今ごろは、中止にな…

    MORE
  • NO IMAGE

    スピーチ

    2023年11月11日

     ものを書くことを仕事としているせいか、口で何かを人に伝えるということが苦手だ。そんな私も過去に何度か人前でスピーチをしたことがあるが、早口になったり…

    MORE
  • NO IMAGE

    給付金

    2020年08月01日

     「掲載されていた美術館に行った」「夏休みにあの博物館に出かけようかと思っている」―。うれしいことに7月21日付の弊紙を見た知り合いの読者からこのよう…

    MORE