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平らかな世

 戦国武将の明智光秀を描いたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が終わった。福知山市や丹波市など北近畿にはゆかりの地が多いこともあり、多くの人が関心を寄せていたことだろう▼中でも諸説ある「本能寺の変」がどのように描かれるのかが最大の関心事だったに違いない。平らかな世にするため奔走する織田信長と光秀。最も信頼していた光秀に討たれる信長、共に歩んだ主君を討つ光秀の、なんとも切ないラストシーンが感動的だった▼思い返せば、新型コロナウイルスの影響で放送が延期されるなど、歴代大河ドラマの中でも印象深い作品となったが、ドラマを契機に観光誘客を目指した地元自治体の関係者は苦労されたことだろう。最終回の放送終了後、福知山市が「麒麟ロス後夜祭」と題して行ったオンライン企画で、プロモーションを手掛けた市シティプロモーション担当課長、足立譲治さんの涙に心打たれた▼現代はコロナ禍の真っただ中。人々は厳しい環境下で必死に生き抜いている。時代は違えど、光秀が夢見た「平らかな世」が一日も早く訪れることを願いたい。〔岡田〕

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