雑記ノートBLOG
オープンファクトリー
ものづくり企業が工場などの生産現場を一般公開したり、来場者にものづくりを体験してもらったりする「オープンファクトリー」が北近畿でも行われている。市民に自社の取り組みや製品を知ってもらったり、取引先の拡大につなげたりと目的は様々。丹後地域では、ものづくりをテーマにした旅行商品の開発も進む▼東大阪の町工場を活気づけようと奮闘する主人公の姿を描いたNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」でも最近、地域住民に町工場のことを知ってもらおうとオープンファクトリーに取り組むシーンが放送された。複数の町工場がスクラムを組み、それぞれの技術を生かして模型飛行機を開発。子どもたちに作ってもらうという企画だった▼オープンファクトリーは企業が単独で取り組むだけでなく、工芸品産地や産業集積地で複数の企業が一緒に取り組む「地域一体型」もある。子どもたちに地元企業の素晴らしさを知ってもらうことができれば、地方都市の課題である若者の都市部流出を少しでも食い止めることができるのではないか。ドラマを見ながら、そんなことを考えていた。〔岡田〕