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どうする

 今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」が始まっている。私はほぼ毎年、年間を通して大河ドラマを視聴しているので、今回も何の迷いもなく見始めた。舞台は人気のある戦国時代、しかも著名な脚本家の起用で話題を集めているが、演出も含め今のところネットでは賛否が分かれているようだ▼タイトルにあるように、ドラマでは家康に「どうする」と周囲が決断を迫るシーンが多用されている。嵐の松本潤さん演じる若き家康は優柔不断で弱々しく、時に家臣を置いて逃げ出したりもするが、その時々の人生の岐路で「殿様」として進むべき道を決断していく▼これは現代の企業人にも見事に当てはまる。特に経営者であればなおさら、「どうする」と迷う場面は多い。その決断の行く先に企業と従業員の未来がかかっていると思えば安直な決断はできず、かといって決断しないまま時だけが過ぎていくのはもっとまずい▼家康がどういう人生を送ったかは知っての通り。ただ、どう歩んだかはドラマによって見せ方が異なる。さて、「松潤家康」はこれから「どうする」のか。見守りたい。〔四方〕

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