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身近な都会

 綾部市で生まれ育った私にとって、身近な都会は京都市だ。子どもの頃は、綾部からは「遠い」というイメージがあった。京都縦貫自動車道が全線開通してからは、ずいぶん行きやすくなった。鉄道でも、特急を利用すれば綾部駅から京都駅までは1時間強。今では「遠い」とは思わなくなった▼綾部市からは通勤・通学圏内だ。私の周囲でも、京都市の会社や学校に通う人がいる。また逆に、住まいは京都市、職場は綾部市という人もいる。大人になってからは、子どもの頃に思っていた以上に綾部市―京都市間は日常で人の行き来があることが分かり、「近い」と感じるようになった▼こうした都会との距離感は、大幅に縮まる可能性が出てきた。北陸新幹線の敦賀以西のルートが再検討されるからだ。ルート案には府北部を通る「舞鶴ルート」が含まれている▼実現すれば「身近な都会」は増えるだろう。新たな人の流れが生まれ、地域活性化への大きな波及効果が期待できる。地域の未来を左右する重要なことだからこそ、府北部で一丸となってルート誘致に取り組む価値がある。〔樋口〕

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