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若者

 「このまちにはなんにもない」。地元の若者からよく耳にする。ローカル紙の記者として胸が痛む言葉だ▼最近は毎日のように新しい店の取材に追われている。自社の従業員、そして古里を思って新たな挑戦をする若い事業者がどんなにたくさんいることか▼4月末には若手経営者でつくる実行委員会が舞鶴で過去に類を見ない音楽フェスを成功させた。観衆は1万5千人。「自分も音楽の道で成功して地元で凱旋ライブをしたい」。こう誓った若者も少なからずいただろう。これでも何もないまちか。若者に届いていないことに憤りを感じる▼また舞鶴では今年、41歳の前市議が市長選に出馬し、市政の刷新を求める若い層の支持を得て現職らを破った。ただ、保守が推していた現職を破ったことで強い向かい風もあると聞く▼「多数に追随するな。自分自身で決断せよ。そして人々をも納得させ、リードしていけ」。英国初の女性首相となったマーガレット・サッチャー氏の言葉だ。政党や会派などの理念を貫くのも政治家だが、自らも府民や市民に選ばれたことを忘れないでほしい。〔岩本〕

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