北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

若者

 「このまちにはなんにもない」。地元の若者からよく耳にする。ローカル紙の記者として胸が痛む言葉だ▼最近は毎日のように新しい店の取材に追われている。自社の従業員、そして古里を思って新たな挑戦をする若い事業者がどんなにたくさんいることか▼4月末には若手経営者でつくる実行委員会が舞鶴で過去に類を見ない音楽フェスを成功させた。観衆は1万5千人。「自分も音楽の道で成功して地元で凱旋ライブをしたい」。こう誓った若者も少なからずいただろう。これでも何もないまちか。若者に届いていないことに憤りを感じる▼また舞鶴では今年、41歳の前市議が市長選に出馬し、市政の刷新を求める若い層の支持を得て現職らを破った。ただ、保守が推していた現職を破ったことで強い向かい風もあると聞く▼「多数に追随するな。自分自身で決断せよ。そして人々をも納得させ、リードしていけ」。英国初の女性首相となったマーガレット・サッチャー氏の言葉だ。政党や会派などの理念を貫くのも政治家だが、自らも府民や市民に選ばれたことを忘れないでほしい。〔岩本〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    肉離れの秋

    2023年10月11日

     例年にない暑さを記録した9月を経て、10月に入ってようやく秋らしくなってきた。1年の中でも過ごしやすい季節であり、「○○の秋」といったように結び付く…

    MORE
  • NO IMAGE

    アーティスト

    2021年04月21日

     音楽やダンスなどの舞台芸術が好きで、少し前まではよくホールに足を運んでいた。しかし、コロナで全てが変わってしまった▼昨年は多くのホールや劇場が閉鎖さ…

    MORE
  • NO IMAGE

    高温続き

    2024年11月01日

     30度近い気温もようやく下がり、過ごしやすくなった。カレンダーをみると冬の手前の11月。やはりこの気温の高さは異常だ▼気象庁によると、今夏の気温は全…

    MORE
  • NO IMAGE

    マラソン

    2024年10月21日

     14日にあった「舞鶴赤れんがハーフマラソン」に初出場した。毎年、11月23日に開かれる「福知山マラソン」を走っているので、フルマラソンに向けた練習に…

    MORE