雑記ノートBLOG
登山
新型コロナウイルスの5類移行後、富士山は登山者数が急増した。山頂付近では登山者による渋滞が発生し、「マナー違反」も増加している。一方、私がよく登る綾部市の藤山(通称・寺山)は、良くも悪くも平穏。自信を持って勧めることができる▼寺山の標高は201㍍。登山口は市街地の近くにあり、JR綾部駅からは徒歩10分ほどでたどり着く。気軽に登ることができ、山頂では由良川が流れる景色が一望できる。地元では身近な存在の山だ。毎年、福知山マラソンに出場する綾部市民の私は、トレーニングとして走って登っている▼登山中、朝でも夕方でも必ず登っている人を見かけるので、登山者数はそれなりに多いように感じる。先日、驚いたことがあった。山頂で話した男性は、北海道から訪れていた。「マナー違反」を見かけないので、登山者は地元住民だけだと思っていたが、地域外の人にとっても魅力的な山のようだ▼新型コロナが5類になっても、寺山の雰囲気は変わらない。富士山のような問題が起こっても困るが、「もっとにぎわってほしい」という思いもある。〔樋口〕