北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

新社会人

 小紙でも本日付で掲載しているが、この時期は各事業所で入社式が行われる。毎年春になると自身が新社会人だった頃を思い出す▼三十数年前、世にまだバブル景気の残り香があった平成の前期。4年制の専門学校を出て大阪の情報誌発行会社に就職した。「24時間戦えますか」の雰囲気が色濃く残っていた時代。夜明け前に出勤して退勤は終電に近く、一日のうちで陽を浴びるのは昼食で外出した時だけなんて日もあった▼それでも会社の先輩たちと仕事終わりに飲みに行ったり、休日にはゴルフやテニス、バーベキューに連れていってもらったりした。忙しさは特に気にならなかった▼世の中の当たり前は時代によって変化する。私より上の世代である高度経済成長期の「モーレツ社員」は今でいえば「社畜」なのかもしれないが、「働けば働くほど生活は豊かになる」というポジティブさがあったと思う。私の世代でもまだ将来に対する楽観があった▼そう考えると今は厳しい時代だと思う。これから社会に出る人にエールを送るとともに、私たち世代も責任を果たしていかねばと感じる。〔四方〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    取材エリア

    2022年02月01日

     昨年末から南但馬(養父市、朝来市)と兵庫丹波(丹波市、丹波篠山市)が私の取材担当エリアになった。1994(平成6)年から始まった記者人生で、これまで…

    MORE
  • NO IMAGE

    コロナ禍の災害

    2020年07月11日

     九州地方などを襲った記録的な大雨は各地で河川の氾濫を引き起こし、多くの死傷者を出している。北近畿でも死者を出した2年前の7月豪雨は記憶に新しい。近年…

    MORE
  • NO IMAGE

    特産品

    2021年11月01日

     10月の9日、16日、23日に丹波地域を訪れた。いずれも土曜日。10月の丹波は週末になると黒枝豆や丹波栗などブランド力の高い特産品を求めて多くの人が…

    MORE
  • NO IMAGE

    光の迷路

    2020年12月21日

     週末夜、子どもを連れて東舞鶴のまちなかに完成したLED迷路に行ってきた。地元商店街の取り組みで、4万個のLED電球で装飾したイルミネーション迷路だ。…

    MORE