北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

希望の象徴

 2度目の緊急事態宣言の発出は北近畿の地域経済に暗い影を落としている。私が担当する宮津・天橋立の展望施設、飲食店、宿などは時短営業や休業に入っており、内海に浮かぶ観光船の姿もない。休日を中心に人が戻ってきていただけに落胆は大きい▼舞鶴などでもいくつかの居酒屋が早々に店を閉めた。Go To 商店街事業として東舞鶴の商店街組合が設置したLED迷路も国からの中止命令でやむなく閉鎖された。夜、煌々と光る迷路は先行きが見えないこの時代に輝く希望の象徴のようだった。再開が待ち望まれる▼今号では1面を始め、緊急事態宣言の中でも果敢に新事業に挑む事業者らの取り組みをいくつか紹介した。私が取材した舞鶴の青果店では「ドライブスルー八百屋」を本格的に開始された▼数年前、災害に備えた野菜の詰め合わせセットを売り出したのがきっかけで、1度目の緊急事態宣言の時にも試験的に実施。その成果をより良い形にされた。知恵を絞り試行錯誤を重ねた新事業は、共有すれば北近畿の希望の光となる。取材に応じて頂き本当にありがたい。〔岩本〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    静かな夏

    2020年09月01日

     立秋も過ぎ、暦の上では秋。まだまだ厳しい暑さが続くが、田んぼの稲穂は黄色く輝き始め、いよいよ秋本番を迎える。スーパーには梨など秋の食材もちらほら並び…

    MORE
  • NO IMAGE

    元日の休業

    2024年01月11日

     新型コロナウイルスの5類移行後、初めての年末年始。どこもかしこも人が多く、「コロナ禍は終わった」と思えた。そして、もう一つ変化を感じたことがある。普…

    MORE
  • NO IMAGE

    不適切

    2024年04月01日

     昭和と令和の違いを描いたテレビドラマ「不適切にもほどがある」が、3月29日に最終回を迎えた。主人公は1986(昭和61)年から現代にタイムスリップし…

    MORE
  • NO IMAGE

    コロナ前へ

    2022年12月21日

     今年も残すところあとわずか。振り返ると、「3年ぶり」という言葉をよく耳にした。新型コロナウイルスの感染拡大から3年。感染対策と社会経済活動を両立する…

    MORE