雑記ノートBLOG
夜の客船
本来ならこの時期、舞鶴港はクルーズシーズン真っ盛りである。しかし昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で客船の寄港回数がゼロに。そして今シーズンは飛鳥Ⅱなど日本の客船に限定されていて寄港も数回になりそうだ▼クルーズ船が入ってきた日は、朝に岸壁で取材をし、仕事が終わった夜にはまた港に戻って船を撮影していた。穏やかな舞鶴湾に浮かぶ客船は電飾でひときわ輝き、景色とのコントラストが面白い。にぎやかな横浜や神戸、大阪の港とは、また趣の違った夜景が撮影できる▼私のおすすめは五老ケ岳からの撮影だ。山に囲まれた湾から悠々と港を出ていく客船が撮れる。その姿は美しく思ってもみなかった光景だ。外国人にも喜ばれる景色ではないだろうか。写真は、いつかまとめて公開したいとも思っている▼コロナ禍が解けたら、カラフルな港のネオンに溶け込む客船の景色に飽きた人に、ぜひその光景を見てもらいたい。そして、その足で北近畿の夜の街に向かい、旬の魚や新鮮な農産物の料理を満喫してほしい。できればお気に入りの宿もみつけて頂きたい。〔岩本〕