雑記ノートBLOG
台風7号
各地で猛威を振るった8月の台風7号は北近畿の各地でも甚大な被害をもたらし、綾部市で発生した大規模な土砂崩れは全国に報じられた▼8月14日深夜から15日未明にかけての猛烈な雨。実家から出て綾部市の市街地に住んでいる私の自宅周辺は時折激しい雨が降る程度だったが、そこからわずか十数㌔離れた実家付近は違った▼「土石流が発生した」。15日午前0時半ごろ、地元の消防団に入っている私の携帯に連絡が入った。すぐさま関係者に電話を入れると「自分の家が浸水していて出られない」と切迫した声。ただ事ではないことを実感したのはその時だった▼その後、地元に駆け付けたが、次々と寄せられる被害の情報に圧倒されるばかり。翌朝、被害状況の確認に地域を回ると、ありえないような惨状に驚かされ、死者が出なかったことに安堵した▼突然の自然の猛威に対し、人はなすすべがない。しかし、想定される被害に備えて対策を打つことはできる。地球温暖化で自然災害の頻度も規模も拡大する中、いつ訪れるか分からない有事への備えを万全にしておきたいものだ。〔岡田〕