雑記ノートBLOG
再建に協力を
昨年6月の放火による火災で社殿が消失した福知山市土師の愛宕神社を再建しようと、再建委員会(土手隆晴委員長)は今月10日から7月31日までクラウドファンディング(CF)で支援を募る▼1612年創建の愛宕神社は地元の前田地区と土師地区の住民らが管理を続け、「火除けの神様」を祀る神社として信仰を集めていた▼ところが昨年6月15日、市内で発生した連続放火事件により同神社の本殿と幣殿、拝殿が全焼。「神社の歴史を途切れさせない」と両地区の代表者が再建委員会を立ち上げ、住民への募金活動を行ってきた▼社殿を元通りの規模に再建するには1億4千万円もの費用が必要だが、これまでに集まった募金は1500万円と程遠い。そこで、全国から支援を募るためCFに取り組むことにした▼CFサイト「READYFOR」で800万円を目標に支援を募り、支援者には金額に応じて境内での名前の掲載や祭礼への参列などの返礼品を設けている。土手委員長(74)は「元通りの規模に再建するのが夢。それに少しでも近づけるよう、ご協力を」と呼び掛けている。〔岡田〕