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マスク

13日からマスクの着用が「個人の判断」にゆだねられる。新型コロナウイルス感染症(『コロナ2019』という名称に変わるらしい)が5類に移行される5月8日を待たず、マスク着用の判断だけが「引き下げられる」ということなのだが、なぜマスクに関してだけ先行して行うのか、今ひとつ釈然としない▼マスク生活は3年余りになり、取材先で何度かお出会いする人であっても素顔を見たことがない…という妙な状況が続いている。特に私はコロナ禍になってから兵庫県の南但馬と丹波に出向き始めたので、この間に出会った人は大半がそうだ▼実はマスクを着けるようになってから、ありがたいことが一つだけあった。恥ずかしながら人の顔と名前を覚えるのが苦手で、マスク生活が始まる前は、ばったり出会った人から親しげに話しかけられても誰なのか思い出せず往生したことが何度もある▼それが今はマスク社会なのでマスクのせいにできた。「マスクなので分からなかった」を入り口に、その人が誰か探りを入れることができたのだ。これから、この手は使えないなあ。〔四方〕

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