雑記ノートBLOG
オンライン
2020年も残り1カ月を切った。新型コロナウイルスの感染が広がった今年は、企業や団体などで「従来通り」が通用しなくなり、注目されたのが「オンライン」。北近畿経済新聞でも移住相談や体験プログラム、セミナーなどの事例を紹介した▼例年は11月に開かれる福知山マラソン。今年は中止になったが、オンラインで代替イベントがあった。スマートフォン向けアプリで走行距離を計測しながら14日間の期間中に42・195㌔を走るもので、「リアルフィニッシュ」の部は実際の発着点と同じ三段池公園にゴールする▼毎年、福知山マラソンに出場している私もエントリーした。沿道の声援がなく、競いながら励まし合う他のランナーもいない。さすがに実際のマラソンのような高揚感はなかったが、アプリで走行距離や順位が表示され、走る意欲が出た▼6日かけて走り切り、最終日に三段池のフィニッシュゲートをくぐって完走メダルを受け取った。最後に少しの「リアル」があったことで充実感があり、オンラインのイベントでも工夫があれば満足度が高まることを実感した。〔樋口〕