雑記ノートBLOG
まちの可能性
12、13の両日、小浜市で面白そうなイベントが開かれる。2面でも紹介している「御食国まち歩きマルシェ」。レトロな町屋建物などが残る重伝建「小浜西組」などに若者も楽しめそうな約70の店が集まるという▼同市は古くから京の都とつながり、交通の要所だったため歴史的な街並みが至るところに残る。近年では商家などを改装した一棟貸しのホテルが開業。現在、7棟が営業し年間2千人が宿泊しているそうだ▼廃業した銭湯跡には当時の面影を残しつつコワーキングスペースが開業。現代的な機能を備えた拠点にリニューアルされており面白い。いずれも若手事業者らが出店するマルシェのエリア内にあるので、この機会に訪ねてみてはどうか▼マルシェの拠点となる、まちの駅・旭座には移築した明治期の芝居古屋が建っており、見所の一つ。取材を進めると、小浜のまちは私が若狭の担当記者になった17年前に比べ驚くほど変わったと実感した▼一方で小浜駅前の商店街は変わらず営業している店が多い。当日は新旧の事業者が融合した新しいまちの可能性を確かめてみようと思う。〔岩本〕