北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

まちの可能性

 12、13の両日、小浜市で面白そうなイベントが開かれる。2面でも紹介している「御食国まち歩きマルシェ」。レトロな町屋建物などが残る重伝建「小浜西組」などに若者も楽しめそうな約70の店が集まるという▼同市は古くから京の都とつながり、交通の要所だったため歴史的な街並みが至るところに残る。近年では商家などを改装した一棟貸しのホテルが開業。現在、7棟が営業し年間2千人が宿泊しているそうだ▼廃業した銭湯跡には当時の面影を残しつつコワーキングスペースが開業。現代的な機能を備えた拠点にリニューアルされており面白い。いずれも若手事業者らが出店するマルシェのエリア内にあるので、この機会に訪ねてみてはどうか▼マルシェの拠点となる、まちの駅・旭座には移築した明治期の芝居古屋が建っており、見所の一つ。取材を進めると、小浜のまちは私が若狭の担当記者になった17年前に比べ驚くほど変わったと実感した▼一方で小浜駅前の商店街は変わらず営業している店が多い。当日は新旧の事業者が融合した新しいまちの可能性を確かめてみようと思う。〔岩本〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    未知の食

    2021年08月21日

     取材をきっかけに、これまで知らなかったものに巡り合うことがある。本日付7面で紹介した京丹後市のハンバーガー店「Side Deli Soel(サイドデ…

    MORE
  • NO IMAGE

    3年ぶり

    2022年07月11日

     コロナ禍で長い間中止されていたイベントや行事などが次々と再開され、新聞やテレビでは「3年ぶり」の文字を頻繁に目にするようになった。実際、私も取材の際…

    MORE
  • NO IMAGE

    BCP演習

    2024年11月11日

     毎年のように発生する大規模災害、世界中を巻き込んだ新型コロナウイルス感染拡大のような緊急事態が発生した際、企業はどう対応すべきなのか。先日、福知山で…

    MORE
  • NO IMAGE

    活気の火種

    2021年09月01日

     8月初旬、せめてもの夏休みの思い出をと家族で「宮津天橋立エール花火」を観に行った。コロナ禍で打撃を受けている宮津市の観光業を盛り上げようと昨年の夏か…

    MORE