北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

赤れんが

 最近、取材で膝を打つ思いをした。舞鶴市の舞鶴赤れんがパークに完成したシェアオフィスに入居したIT企業の社長の言葉だ▼東京都に本社を置く、その企業は西舞鶴のマンション一室に舞鶴支社を構えていたが、赤れんがパークにオフィス空間ができることを知ると、真っ先に契約した。理由を尋ねると、意外な答えが返ってきた▼今、舞鶴のイメージといえば「赤れんが」なのだそうだ。ひと昔前までは海上自衛隊や海鮮市場などだった。今は赤れんがのブランド力が高く、オフィスを構えていることが会社のステータスになり、若い従業員を獲得する面でも大きな武器になるという▼行政や観光団体のブランディングが成果を上げており、若い層を中心に同市のイメージは確実に変革しているようだ▼私は、観光拠点の赤れんがパークを企業誘致のシンボルとしてもフル活用する絶好の機会が訪れていると思う。市にはITなど先進企業に応じた補助金などのインセンティブ制度を早急に拡充してほしい。迷っているうちに若者はまちを出ていく。鉄は熱いうちに打たねばならない。〔岩本〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    スライド

    2021年10月11日

     東京五輪の開催に伴い、今年は3つの祝日がスライドしている。10月11日のきょうは本来「スポーツの日」。だが五輪の開会式当日に移動したため、今月は祝日…

    MORE
  • NO IMAGE

    酒蔵巡り

    2021年06月21日

    以前から外で酒を楽しむタイプではなかったが、コロナ禍となってからは飲み会もなくなり、家飲みが主流となった。酒はそれほど強くないので週末にたしなむ程度だ…

    MORE
  • NO IMAGE

    定員割れ

    2023年11月21日

     コロナ禍を経て、全国各地で開かれるマラソン大会の参加者が激減している。人気だった大会が定員割れを起こすほどで、福知山市で23日にある「福知山マラソン…

    MORE
  • NO IMAGE

    万博へ向けて

    2024年02月01日

     来年4月に開幕する大阪・関西万博に向け、来場者を地方に呼び込むための誘客準備が進む。兵庫県と京都府をまたぐ丹波地域の7市町でつくる大丹波連携推進協議…

    MORE