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定員割れ

 コロナ禍を経て、全国各地で開かれるマラソン大会の参加者が激減している。人気だった大会が定員割れを起こすほどで、福知山市で23日にある「福知山マラソン」は参加者が集まらず、直前の17日までエントリーを受け付けた▼私は2010年以降、福知山マラソンが開催されれば出場しており、今年もエントリーを済ませた。毎回、目指すのは「完走」。低レベルかもしれないが、目標を持つことで健康づくりができており、福知山マラソンのおかげで健康診断の数値は良好だ▼市民ランナーにとって、大会は走るモチベーションになる。では、なぜ参加者が減ったのか。思い当たるのは、参加費の高騰だ。全国的に値上がりしており、今年の福知山マラソンで1万2千円。10年と比べると2倍超にまで増えた▼物価高などがあるので、値上げはやむを得ないのだろう。ただ正直なところ、「高い」という印象は持ってしまう。昨年の福知山マラソンは1万人の定員に対してエントリー数はわずか3553人。定員を縮小した今年も、状況は変わらない。大会の存続が難しくなってきている。〔樋口〕

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