北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

まちの進化

 お弁当が買える店がない―。観光客のこんな声を受け、城崎温泉(豊岡市)におにぎり店がオープンした。取材の際、店内のイートインスペースでは観光客らが握りたてのおにぎりをおいしそうに頬張っていた▼城崎は駅を「玄関」、道を「廊下」、旅館を「客室」、土産物店を「売店」、外湯を「浴場」に例え、まち全体を一つの旅館に見立てるコンセプトで知られる。ところが近年は「泊食分離」を求める外国人客の増加に加え、人手不足で素泊まりの形態を採用する旅館もあり、外食ができるレストランが増えた▼更にはこだわりのスイーツなどを提供するカフェやテイクアウト専門店も増え、外湯に入ったり食べ歩きをしたりと、新たな楽しみ方ができる温泉地へと進化している▼「弁当」の需要が伸びているのも近年の傾向だ。旅館に宿泊した人が午前10時ごろにチェックアウトし、帰りの電車で食べる弁当を買おうとしても売っている店が少ない。おにぎり店は、こうした需要に応えるため地元の鮮魚店が出店。城崎はまちのコンセプトを大切にしながらも、需要に応じて日々進化し続けている。〔岡田〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    新規事業

    2022年06月11日

     最近、新規開店や新規事業の取材が増えた気がする。コロナ禍によって、ここ2年余りは多くの人が身をひそめるようにして事業活動をしていた印象だったが、いよ…

    MORE
  • NO IMAGE

    推し活

    2026年07月01日

     アイドルやアーティスト、アニメキャラクターなどを応援する「推し活」の市場規模が拡大している。調査機関の調べによると、今年1月時点で市場規模は約4・1…

    MORE
  • NO IMAGE

    ローカルフォト

    2021年03月11日

    まちの隠れた産業やそれに携わる人をカメラに収め、撮った写真を地域内外に発信する「ローカルフォト」。2月の冬日和、宮津で地元写真家らによる、このローカル…

    MORE
  • NO IMAGE

    退団

    2026年04月01日

     今日から2026年度。進学や就職、部署異動などで変化がある人も多いことだろう。私もこの年度替わりで変わったことがある。昨年度末で、20年以上にわたり…

    MORE