北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

まちの進化

 お弁当が買える店がない―。観光客のこんな声を受け、城崎温泉(豊岡市)におにぎり店がオープンした。取材の際、店内のイートインスペースでは観光客らが握りたてのおにぎりをおいしそうに頬張っていた▼城崎は駅を「玄関」、道を「廊下」、旅館を「客室」、土産物店を「売店」、外湯を「浴場」に例え、まち全体を一つの旅館に見立てるコンセプトで知られる。ところが近年は「泊食分離」を求める外国人客の増加に加え、人手不足で素泊まりの形態を採用する旅館もあり、外食ができるレストランが増えた▼更にはこだわりのスイーツなどを提供するカフェやテイクアウト専門店も増え、外湯に入ったり食べ歩きをしたりと、新たな楽しみ方ができる温泉地へと進化している▼「弁当」の需要が伸びているのも近年の傾向だ。旅館に宿泊した人が午前10時ごろにチェックアウトし、帰りの電車で食べる弁当を買おうとしても売っている店が少ない。おにぎり店は、こうした需要に応えるため地元の鮮魚店が出店。城崎はまちのコンセプトを大切にしながらも、需要に応じて日々進化し続けている。〔岡田〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    丹後ちりめん

    2020年11月11日

     「ガチャンガチャン」という機織り機の大きな音と潮の匂い。小学生まで、夏休みは母の実家がある旧丹後町で過ごした。今でも潮風を吸うと記憶が鮮明によみがえ…

    MORE
  • NO IMAGE

    Wi―Fi

    2025年06月01日

     最近、自宅のWi―Fiルーターを買い替えた。ネットがつながったり、つながらなかったりという不安定な状態だったからだ。前に使っていた機種が作られたのは…

    MORE
  • NO IMAGE

    空き家問題

    2023年03月21日

     全国各地で深刻化する空き家問題が、身近なものになった。綾部市の自宅の隣が空き家になり数年。住人がいなくなってから老朽化が加速し、傷んだ屋根から木板や…

    MORE
  • NO IMAGE

    卯年

    2023年01月11日

     3年ぶりに行動制限がなかった正月休みは例年より暖かく、穏やかに過ごせた。卯年は芽を出した植物が育ち、茎や葉が大きくなる時期で目に見えて大きく成長する…

    MORE