雑記ノートBLOG
レトルト
京丹後市網野町網野の公益財団法人丹後地域地場産業振興センター(アミティ丹後)が丹後の地場産品をブランド認定する「Tango Good Goods」の事業で、レトルト食品が存在感を示している。特に優れた「優秀産品」には、2025年度は6点のうち2点が選ばれた▼24年度の優秀産品も5点のうち2点がレトルト食品。ところが23、22年度にさかのぼると、優秀産品にレトルト食品はない。最近になって丹後でレトルト食品の開発が活発化していることがうかがえる。背景にあるのが、京丹後市が22年12月に開設した施設だ▼同市網野町網野の「食品加工支援センター」。加工食品の製造設備を備え、開発から製造、販売までを一貫して支援する。小ロットに対応するため、小規模事業者でもレトルト食品を商品化しやすくなった▼同センターで誕生した商品は、これまでに本紙で紹介してきた。いずれも地元の海産物や農産物を活用している。常温で長期保存できるレトルト食品なら、こうした食材を全国、そして海外へと届けられる。販路拡大に大きな可能性がある。〔樋口〕